第二章 漢中攻略戦

漢中攻略戦

穆王「命は限りあるもの、その刹那の輝きは尊い…いい言葉だな。お前が昔、俺に言ったんだぜ」
黄泉「ふふっ、くだらないわね。私が好きなのは死を意識した者の苦痛と恐怖……絶望よ　残る半身から力を手に入れたら、お前にも、絶望に満ちた美しい世界を見せてあげる」
穆王「……楊回……お前、あのときの真っ白い心を本当に忘れちまってるんだな」

諸葛亮「おそらく、黄泉が探している西王母の半身はその力の大半を失っています」
姜維「どういうことですか、丞相？」
諸葛亮「黄泉は、空を飛ぶ妖獣すら使役しています　それでも、まだ半身を見つけていない……となれば、この険しい山並みのいずこかに身を隠している、そう考えるのが妥当です　それは同時に、息を潜めねばならぬほど、半身は力を失っていることも意味します」
姜維「ならば、一刻の猶予もなりませんね　迅速に軍を進め、西王母を捜さなくては！」

戦闘開始

姜維「事は一刻を争う……急ぎ、西王母を探さねば！」

諸葛亮「黄泉の妖獣ですか。存外、敵も進軍が速いようですね　敵の本隊が到着する前に、西王母を見つけねば……」
諸葛亮「あの妖獣を止めねば、西王母は姿を隠したままでしょう」

章平「むっ……貴様ら、ここで何をしている！？」
韓王信「黄泉様の邪魔をしようというのなら、容赦せんぞ！」

どちらかの敵武将が発言
章平「蛇面を怒らせたか……馬鹿め」
韓王信「あの妖獣を怒らせるとは……恐れを知らぬ者たちよ」
諸葛亮「このまま終わるとは思えません。慎重に進みましょう」

姜維「くっ……黄泉の僕は、五行の力をも操るのか！」

諸葛亮「撃退しましたか。さあ、今度こそ西王母を探しましょう」