第二章 陽平関の戦い

陽平関の戦い

穆王「黄泉は、残る楊回の半身を捜しているのか……そりゃ、見つかるはずないよな……あいつは黄泉を止めるため、俺を転生させた　その代償に力を使い果たし、そして……あいつの願いは、黄泉を倒すこと……けど今は、その黄泉こそ、ただ一人の楊回だ　楊回を消し去っちまうなんて、できるかよ！黄泉に心が戻る可能性、俺はそれに賭ける！」

陸遜「穆王は始皇帝に与してはいないようです　何とか、こちらに引き込めないでしょうか」
趙雲「……穆王は、黄泉に執着している　そう容易く、我々の説得には応じないだろう」
陸遜「ならば、まず穆王と黄泉を切り離します　それで、敵の戦力を分断する目的は果たせる」
趙雲「その上で可能なら、孤立した穆王に接触、か……陸遜殿。その役目、私に任せてほしい　先の戦いで、穆王は黄泉を守りたいと言った　その意味を聞き出したいのだ」
陸遜「確かに、穆王の目的を知ることは重要です……わかりました、お任せします」

戦闘開始

陸遜「穆王を孤立させます。まずは、速やかに敵将を殲滅…穆王をおびきよせるための拠点を確保します」

司馬欣「貴様らの相手など、我らで十分よ！」
司馬欣「おのれ……今に見ておれ！」

楊熊「ここは抜かせまいぞ！」
曹無傷「これ以上、貴様らの好きにはさせん！」

楊熊「くっ……このような者たちにしてやられるとは……」
曹無傷「不覚……ここは撤退する！」
陸遜「拠点の確保はなりました。あとは穆王が現れれば……」

穆王「へえ、やるもんだ。なら、俺が相手をしないとな」
陸遜「現れましたね！速やかに穆王を引きつけてください　穆王が拠点に現れるまで、気取られてはなりません」

穆王「おっと、俺の相手はお前か？ちと、手強そうだな」

陽動成功
穆王「やべえやべえ。危ないところだったぜ」
二度目でも失敗すると陽動失敗台詞に全て切り替わる
穆王「ま、お手柔らかに頼むぜ」
穆王「おっと、ここでやられるわけにはいかないんでね」

陸遜「かかりましたね！今です！」
穆王「ちっ、やってくれたな……」

陸遜「あと一押しですね、このまま一気に攻めましょう」

穆王「よくもはめてくれたな。いいぜ、俺の本気を見せてやる」

陽動失敗
穆王「お前ら、何かたくらんでるだろ。その手には乗らないぜ」
穆王「残念だったな！先手必勝ってな！」

陸遜「思わしくない戦状ですね」
陸遜「仕方ありません、このまま全軍で穆王を攻めましょう」

穆王「俺をはめようとするとはな…。今度はこっちの番だぜ！」

偽者を撃破
穆王「残念、はずれだ。偽者を倒して、いい気になるなよ？」

趙雲「穆王…今度こそ、妖仙を守る理由を聞かせていただく！」
穆王「俺は……あいつを元の、優しい西王母に戻したいだけだ」
趙雲「ならば！我らと共に、分かたれた半身を探そう！」
穆王「それは、もう無理なんだ……。俺は別の可能性に賭ける」

穆王「調子に乗り過ぎちまったかな……ま、今回は譲るよ」

第二章 漢中攻略戦

漢中攻略戦

穆王「命は限りあるもの、その刹那の輝きは尊い…いい言葉だな。お前が昔、俺に言ったんだぜ」
黄泉「ふふっ、くだらないわね。私が好きなのは死を意識した者の苦痛と恐怖……絶望よ　残る半身から力を手に入れたら、お前にも、絶望に満ちた美しい世界を見せてあげる」
穆王「……楊回……お前、あのときの真っ白い心を本当に忘れちまってるんだな」

諸葛亮「おそらく、黄泉が探している西王母の半身はその力の大半を失っています」
姜維「どういうことですか、丞相？」
諸葛亮「黄泉は、空を飛ぶ妖獣すら使役しています　それでも、まだ半身を見つけていない……となれば、この険しい山並みのいずこかに身を隠している、そう考えるのが妥当です　それは同時に、息を潜めねばならぬほど、半身は力を失っていることも意味します」
姜維「ならば、一刻の猶予もなりませんね　迅速に軍を進め、西王母を捜さなくては！」

戦闘開始

姜維「事は一刻を争う……急ぎ、西王母を探さねば！」

諸葛亮「黄泉の妖獣ですか。存外、敵も進軍が速いようですね　敵の本隊が到着する前に、西王母を見つけねば……」
諸葛亮「あの妖獣を止めねば、西王母は姿を隠したままでしょう」

章平「むっ……貴様ら、ここで何をしている！？」
韓王信「黄泉様の邪魔をしようというのなら、容赦せんぞ！」

どちらかの敵武将が発言
章平「蛇面を怒らせたか……馬鹿め」
韓王信「あの妖獣を怒らせるとは……恐れを知らぬ者たちよ」
諸葛亮「このまま終わるとは思えません。慎重に進みましょう」

姜維「くっ……黄泉の僕は、五行の力をも操るのか！」

諸葛亮「撃退しましたか。さあ、今度こそ西王母を探しましょう」

第二章 剣閣の戦い

剣閣の戦い

穆王「あの妖仙が黄泉……暴走している、もう一人の楊回なのか　確かに、姿は楊回そっくりだが……中身はまるっきり反対だ　けど、あいつも楊回だというのなら……真っ白な、優しい心がどこかにあるはずだ　何とかして、呼び覚ますことはできないのか」

曹仁「穆王……かつてあった周の国の名君か　そのような人物が、なぜ悪に加担している？」
趙雲「……私には穆王が、黄泉の悪行に協力しているようには見えませんでした　穆王は、自らの意志で、黄泉とは別の何かを成し遂げんとしているように思えるのです」
劉備「うむ。趙雲、お前がそう感じるのなら、戦場で、穆王の意思を確かめてくれ」
趙雲「御意」

戦闘開始

曹仁「この地を突破し、北への道を切り開く！」

穆王「ここを通りたいのか？なら俺と勝負しようぜ！」
穆王「へえ、やるな。けど、すんなり通すわけにはいかないぜ」

劉備「くっ……この地にも黄泉の妖力が及んでいるのか」
劉備「空間が歪められているようだ。気を引き締めて進まねば」

司馬欣「ここは、黄泉様の加護を受けし幽玄の地……」
趙賁「この地で果てるがいい！」

司馬欣「不甲斐ない……一敗地にまみれるか……」
趙賁「しまった……後れを取ったか……」

穆王「お、もう来たのか。そんなに、俺に会いたかったのか？」

趙雲「穆王……あなたは、なにゆえ我らの前に立ちはだかる？」
穆王「……守りたいからさ。それだけだ」
趙雲「なぜだ……なぜ、あなたは邪悪な妖仙を守ろうとする」
穆王「おっと、無駄話はここまでだ」

三首大鷹の体力減少
穆王「おいおいどうした？まだいけるだろ？」

三首大鷹撃破
穆王「あちゃー……マジかよ」

穆王「さて、十分な時間稼ぎになったろ。じゃあな！」